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「契約満了でクルマがもらえる」という、これまでの常識を覆すキャッチフレーズで注目を集めるMOTAカーリース。マイカー所有の夢と、カーリースの手軽さを両立できる画期的なサービスとして、多くの人の選択肢となっています。
しかし、その魅力的な言葉の裏には、契約前に必ず知っておかなければならない注意点やデメリットが隠されています。「本当に追加料金はかからないの?」「月々1万円台って本当?」「審査は甘いの?」——そんな誰もが抱く疑問や不安に、この記事では真正面からお答えします。
本記事は、インターネット上の口コミや評判、さらにはAIによるファクトチェックで指摘された厳しい視点もすべて取り入れ、MOTAカーリースの「真実」を徹底的に解剖します。
メリットだけでなく、デメリットや料金のからくり、審査のリアルまで、どこよりも深く、そして誠実に解説することをお約束します。この記事を最後まで読めば、あなたがMOTAカーリースを選ぶべきか、そして後悔しないために何をすべきかが、明確にわかるはずです。

Contents
MOTAカーリースとは?「もらえる」仕組みと最初の注意点

まずは、MOTAカーリースの基本的な仕組みと、その最大の特徴である「もらえる」という点について、誤解のないように正確に解説します。
MOTAカーリースの基本サービス概要
MOTAカーリースは、自動車総合メディア「MOTA」を運営する株式会社MOTAが提供する個人向けの新車カーリースサービスです。業界大手のオリックス自動車と提携し、国産メーカーの幅広い車種を取り扱っています。
サービスの基本は、契約者が選んだ新車を、頭金0円・月々定額で利用できるというものです。月額料金には、車両本体価格だけでなく、契約期間中の各種税金や自賠責保険料などが含まれており、毎月の支出を平準化できるのが特徴です。
【重要】「もらえる」の本当の意味と必要な費用
MOTAカーリースの最大の特徴は、契約期間(7年・9年・11年)を満了すると、乗っていた車が自分のものになる点です。一般的なカーリースのように車両を返却する必要がなく、返却時の査деで発生しがちな「追い金」や「原状回復費用」のリスクがありません。
しかし、ここで最初の重要な注意点があります。
「追加料金なしで」という表現が使われることがありますが、これは「車両本体の譲渡に追加料金がかからない」という意味です。契約満了時に車を自分の所有物にするためには、必ず以下の費用が別途自己負担で発生します。
- 名義変更手数料: リース会社の所有から自分の所有へと名義を変更するための手続き費用です。
- 書類作成費用: 名義変更に必要な書類(譲渡証明書など)の作成を依頼するための費用です。
- その他諸費用: 新しい車庫証明の取得費用などがかかる場合があります。
これらの費用は合計で数万円程度になるのが一般的です。決して「完全無料」で自分のものになるわけではない、という点は必ず覚えておいてください。
走行距離制限なし・カスタムOKの「条件」とは
返却が前提ではないため、MOTAカーリースには以下の大きなメリットがあります。
- 走行距離制限が実質ない: どれだけ走行しても、超過料金を請求されることはありません。
- カスタムがある程度自由: マイカーと同じように、自分好みのドレスアップが楽しめます。
ただし、これも「完全に無制限・無条件」というわけではありません。
- カスタムについて: 「法令に違反せず、車検に通る範囲内でのカスタム」という大前提があります。安全性を損なうような違法改造は当然認められません。
- 契約期間中の扱い: 契約期間中は、所有権はリース会社にあります。そのため、車を売却したり、譲渡したり、担保に入れたりすることはできません。あくまで「使用者」としての権利となります。
これらの「自由」には、責任とルールが伴うことを理解しておく必要があります。
MOTAカーリースの評判・口コミ|利用者の本音から見える実態

サービスの実際の評価を知るためには、利用者の声を聞くのが一番です。良い評判と、特に注意して見るべき悪い評判の両方から、MOTAカーリースの実態に迫ります。
良い評判・口コミで語られるメリット
- 「最終的に自分のものになる安心感が何より大きい」
「返却時の査定でヒヤヒヤしたくなかった」「どうせ長く乗るなら愛着を持って自分のものにしたかった」という声が多数。返却や残価精算のリスクがないという点が、精神的なメリットとして高く評価されています。 - 「走行距離を気にせず乗れるのは最高」
「片道50kmの通勤で使っているが、距離を気にしなくていいのが本当に助かる」「週末の長距離ドライブが趣味なので、このサービスは自分に合っている」など、走行距離が多いユーザーからの支持は絶大です。 - 「月々の支払いが一定で家計管理が楽になった」
「毎年5月の自動車税や、数年ごとの車検費用の心配をしなくていいのが楽」「メンテナンスプランに入ったので、急な出費がほぼなくなり安心」と、支出が平準化される点をメリットに感じる声が多く見られます。
【要注意】悪い評判・口コミから学ぶべき教訓
一方で、ネガティブな評判には、契約前に必ず理解しておくべき重要な教訓が含まれています。
- 「総支払額を計算したら、ローンで買うよりかなり高かった」
これは最も多く見られる指摘です。「月々の安さ」に惹かれて契約したものの、後から「月額料金 × 支払回数」で総額を計算してみたら、現金一括や銀行ローンでの購入に比べて数十万円高くなったというケースです。これは、月額料金に各種手数料やリース会社の利益が含まれているため、構造上避けられません。 - 「納車まで半年以上待たされた」
人気車種や半導体不足の影響で、納車が大幅に遅れることがあります。「申し込みから納車まで8ヶ月かかり、その間車がなくて不便だった」という口コミも見られます。すぐに車が必要な人にとっては大きなデメリットです。 - 「メンテナンスプランに入ったのに、車検で追加費用がかかった」
「車検費用もコミコミだと思っていたら、タイヤとバッテリーの交換が必要と言われ、結局5万円以上の追加出費になった」という声。メンテナンスプランはすべての消耗品をカバーするわけではありません。プランの対象範囲を正確に理解していないと、想定外の出費に繋がります。 - 「事情が変わって解約したくてもできず、高額な違約金を提示された」
「転勤で車が不要になったが、中途解約は原則不可。どうしてもというなら200万円近い違約金がかかると言われ、途方に暮れている」という深刻なケース。長期契約の重みを痛感させられる口コミです。
これらの悪い評判は、決して他人事ではありません。契約前にこれらのリスクを自分事として捉え、対策を考えることが極めて重要です。
【契約前に熟読】MOTAカーリースの見過ごせないデメリットと対策

良い面だけでなく、デメリットを深く理解することこそ、後悔しないための最善の策です。ここでは、MOTAカーリースが抱える本質的なデメリットと、それに対する具体的な対策を解説します。
1. 総支払額がローン購入より割高になる
前述の通り、同じ車を購入する場合と比較して、最終的な総支払額はカーリースの方が高くなるのが一般的です。
【理由】
月額料金には、車両本体価格や税金だけでなく、リース会社の各種手数料や利益が含まれています。さらに、これらの費用全体に対して金利に相当する手数料がかかるため、車両本体価格にのみ金利がかかるローンと比較して、総額が高くなる傾向にあります。
【対策】
- 必ず総支払額で見積もりを比較する: 「月々〇〇円」という広告の数字に惑わされず、「月額料金 × 支払回数 + ボーナス払い総額」で必ず総支払額を計算してください。
- ディーラーや銀行で見積もりを取る: 同じ車種・グレードで、ディーラーでのローン購入や銀行のマイカーローンを利用した場合の総支払額と比較し、その差額が「月々の支払いを平準化する手数料」として納得できるかを判断しましょう。
2. 中途解約が原則不可(高額な違約金のリスク)
MOTAカーリースの契約期間は7年、9年、11年と非常に長いです。この間、原則として中途解約はできません。
ライフスタイルの変化(結婚、出産、転勤、失業など)で車が不要になったり、乗り換えたくなったりしても、契約を解消するのは極めて困難です。やむを得ない事情でリース会社の合意が得られたとしても、残りの期間のリース料総額や事務手数料などを合計した、非常に高額な違約金(中途解約金)を一括で支払う必要があります。
【対策】
- 超長期的な視点でライフプランを立てる: 契約期間である7年後、11年後の自分の生活を想像できますか?少しでも不確定要素があるなら、長期契約は慎重に判断すべきです。
- 短期契約が可能な他社を検討する: ライフプランが不透明な場合は、1年単位で契約できるカーリース会社(定額カルモくんなど)や、3年・5年といった短期契約が中心のサービス(KINTOなど)を検討する方が賢明です。
3. 長期契約による陳腐化・価値下落リスク
11年もの間、同じ車に乗り続けることになります。その間に、車の技術は大きく進歩し(例:自動運転、電動化)、あなたの車の価値は著しく下落します。契約満了で「もらえる」と言っても、その頃には資産価値がほとんどない古い車になっている可能性が高いです。
【対策】
- 「もらえる」ことへの過度な期待をしない: 契約満了時の車は「乗り潰すための最後のボーナス」程度に考え、資産価値は期待しないでおきましょう。
- 乗り換えの自由度を重視するなら購入を選ぶ: 最新の車に乗り続けたい、価値が落ちる前に売りたい、と考えるなら、売却や乗り換えが自由にできる「購入」という選択肢の方が適しています。
4. 所有権がない期間の制約
契約期間中、車の所有者はリース会社です。あなたは「使用者」にすぎません。そのため、以下のような制約があります。
- 勝手に売却・譲渡できない
- 車を担保にお金を借りることはできない
- ナンバープレートが「わ」「れ」になる可能性がある(レンタカーと誤解されることも)
【対策】
- リース契約の本質を理解する: カーリースはあくまで「長期レンタル」であり、契約満了までは完全な自分の所有物ではないことを正しく理解しておく必要があります。
【料金のからくり】「月々1万円台」の広告表示に注意!

MOTAカーリースの広告でよく見かける「月々1万円台から!」という魅力的なフレーズ。しかし、この金額を実現するには、いくつかの「条件」が隠されていることがほとんどです。
ボーナス払いの併用が前提
最も一般的なのが、月々の支払いに加えて、年2回のボーナス払いを設定するケースです。
例えば、「月々15,000円」と表示されていても、内訳を見ると「ボーナス月加算額:80,000円 × 年2回」といった設定になっていることがあります。この場合、年間の支払額は(15,000円 × 12ヶ月)+(80,000円 × 2回)= 340,000円となり、ボーナス払いを含めた実質的な月額は約28,300円です。
ボーナス払いの設定自体は悪いことではありませんが、「月々1万円台」という部分だけを見て判断すると、実際の負担額とのギャップに驚くことになります。
対象車種・グレードの限定
安い月額料金は、車両本体価格が最も安い軽自動車のベースグレードなどで設定されていることがほとんどです。あなたが乗りたいと思っているSUVやミニバンの人気グレードでは、当然ながら月額料金は数万円単位で高くなります。
オプションが何もついていない
広告の月額料金は、カーナビやETC、フロアマットといった人気のオプションが一切含まれていない「素の状態」の価格です。これらの実用的なオプションを追加すれば、その分月額料金は上乗せされます。
【対策】
- 広告はあくまで「最安値」の事例と心得る: 広告の料金は、客寄せのための「きっかけ」にすぎません。
- 必ずボーナス払いなしの総支払額で見積もりを取る: 複数のリース会社を比較する際は、必ず「ボーナス払いなし」の条件で総支払額を算出し、公平に比較しましょう。
- 希望するオプションをすべて含めた見積もりを依頼する: 実際に自分が乗る状態を想定し、必要なオプションをすべて含んだ現実的な月額料金を確認することが不可欠です。
MOTAカーリースの車検|メンテナンスプランは入るべき?

車の維持費で大きな割合を占める車検やメンテナンス。MOTAカーリースではどのように扱われるのか、プランの選び方も含めて解説します。
大原則:プラン未加入なら車検・消耗品費用は全額自己負担
まず、最も重要な大原則です。有料のメンテナンスプランに加入しない場合、契約期間中の車検費用や、オイル、タイヤ、バッテリーといった消耗品の交換費用は、すべてあなたの自己負担となります。
MOTAカーリースには「車検無料クーポン」が付帯することがありますが、多くの場合、これは「車検基本料」のみが対象です。車検時に必ずかかる「法定費用(自賠責保険料、重量税、印紙代)」や、部品交換が必要になった場合の「部品代・工賃」は別途支払う必要があります。
この点を誤解していると、「車検もコミコミだと思っていたのに10万円以上の請求が来た」といったトラブルにつながります。
2つのメンテナンスプランとそのカバー範囲
突発的な出費を避けたい方向けに、有料のメンテナンスプランが用意されています。
- ライトメンテプラン: 基本的なメンテナンスをカバーするプラン。
- カバーされるもの: オイル交換、オイルフィルター交換、車検基本料、法定費用など。
- カバーされないもの: タイヤ、バッテリー、ブレーキパッド、ワイパーゴムなど、高額になりがちな消耗品の多く。
- フルメンテプラン: より広範囲をカバーする手厚いプラン。
- カバーされるもの: ライトプランの内容に加え、タイヤ、バッテリー、ブレーキパッドなど、主要な消耗品の交換費用。
- 注意点: 「ほとんど」の消耗品をカバーしますが、プランによって対象外の部品(例:特殊なサイズのタイヤなど)があったり、交換回数に上限が設けられていたりする場合があります。「すべてが無条件で無料になるわけではない」と認識しておくことが重要です。
結論:メンテナンスプランは必要か?
- 加入をおすすめする人:
- 車の知識に自信がない、メンテナンスをすべて任せたい人。
- 「車検で10万円」といった突発的な大きな出費を絶対に避けたい人。
- → フルメンテプランを検討する価値があります。
- 加入を慎重に検討すべき人:
- 車の知識があり、自分で安価な整備工場を探せる人。
- 消耗品の交換タイミングなどを自分で管理できる人。
- → プランに加入せず、都度払いにした方が総支払額は安くなる可能性が高いです。
契約前に、プランでカバーされる項目と「されない項目」のリストを詳細に確認し、ご自身の車の知識やリスク許容度と照らし合わせて判断してください。
MOTAカーリースの審査は厳しい?審査落ちの原因と通過のコツ

カーリースを利用するには、必ずリース会社の審査を通過する必要があります。審査のリアルと、通過の可能性を上げるための現実的な対策を解説します。
審査の難易度と見られるポイント
審査を行うのはMOTAではなく、提携するオリックス自動車などのリース会社です。審査の難易度は特別厳しいわけではありませんが、決して甘くもありません。
よく「年収200万円以上が目安」と言われますが、これはあくまで参考値です。審査で最も重視されるのは、年収の金額そのものよりも、「申し込んだ車の月額料金を、契約期間中、安定して支払い続けられるか」という点と、個人の「信用情報」です。
- 支払い能力: 年収、雇用形態(正社員、契約社員、パートなど)、勤続年数
- 信用情報(最重要): クレジットカードやローンの支払い履歴。過去の延滞や債務整理の記録など。
年収が200万円未満のパートや主婦の方でも、月額料金の安い軽自動車を選び、連帯保証人を立てることで審査に通るケースもあれば、年収500万円以上あっても、過去に金融トラブルがあれば審査に落ちることもあります。
審査に落ちる5つの主な理由
- 信用情報に傷がある(異動情報): 過去のローンやクレジットカード、携帯料金の分割払いなどで長期延滞や自己破産などの金融事故を起こしている場合、審査通過は絶望的です。
- 収入に対して希望車種が高すぎる: 年収に見合わない高額な車種を選んでいる場合、支払い能力を疑問視されます。
- 勤続年数が極端に短い: 勤続1年未満だと、収入の安定性が低いと判断され、審査が厳しくなります。
- 他社からの借り入れが多い: 消費者金融や複数のカードローンなど、無担保の借り入れが多いと、返済能力が低いと見なされます。
- 申し込み情報に嘘や間違いがある: 虚偽の申告は絶対にNGです。
審査通過の可能性を上げる現実的な方法
- ① 希望車種のランクを下げる: これが最も効果的です。月額料金が下がれば、年収に占める返済負担率が低くなり、審査に通りやすくなります。
- ② 連帯保証人を立てる: 安定収入のある親族などを連帯保証人として立てることで、自身の信用力を補強できます。(保証人にも審査があります)
- ③ 頭金を入れる相談をする: 原則頭金不要ですが、用意できる場合は支払い総額が減るため、審査に有利に働く可能性があります。可能かどうか、申し込み前に相談してみましょう。
- ④ 自分の信用情報を開示してみる: CICなどの信用情報機関で事前に自分の情報を確認し、問題がないか把握しておくことも有効です。
結論:すべてを理解した上で、MOTAカーリースはどんな人におすすめ?

ここまで解説してきたすべてのメリット、デメリット、注意点を踏まえた上で、MOTAカーリースが本当に向いている人と、そうでない人を結論付けます。
MOTAカーリースが最適な選択肢となる人
- ◎ 長期的なライフプランが確定しており、同じ車に10年前後乗り続ける覚悟がある人
- ◎ 初期費用をかけず、税金やメンテナンス費用を含めて月々の支出を完全に平準化したい人
- ◎ 通勤やレジャーで年間走行距離が非常に多く、距離制限を一切気にしたくない人
- ◎ 返却時の査定や原状回復のリスクを完全に排除したい人
- ◎ ローン購入より総支払額が割高になることを「安心料」「利便性の対価」として納得できる人
他の選択肢を検討すべき人
- × 転勤、結婚、出産など、数年以内にライフスタイルが変わる可能性が少しでもある人(中途解約リスク)
- × 最終的な総支払額を1円でも安く抑えたいコスト最優先の人(ローン購入が有利)
- × 3年や5年で新しいモデルの車に乗り換えたい人(短期リースや購入が有利)
- × 「もらえる」ことに資産価値を期待している人(価値は期待できない)
- × 契約の縛りが苦手で、好きな時に売却できる自由度が欲しい人(購入が有利)
MOTAカーリースは、決して万能なサービスではありません。その特性を100%理解し、ご自身のライフプランや価値観と完全に合致した場合にのみ、最高のカーライフを提供してくれる選択肢と言えるでしょう。
最終判断を下す前に、必ず希望の車種・オプション・メンテナンスプランで詳細な見積もりを取り、契約書の隅々まで目を通すことを強くお勧めします。
申し込みから納車までの具体的な流れ
MOTAカーリースを検討し、契約に至るまでのプロセスは、主に以下のステップで進みます。オンラインで完結できる部分が多いのが特徴です。
- 【Webサイトで車選びと料金シミュレーション】
まずはMOTAカーリースの公式サイトにアクセスし、希望の車種、グレード、カラーなどを選択します。ここで、オプションやメンテナンスプランの有無、ボーナス払いの設定などを変えながら、月額料金がどのように変動するかを詳細にシミュレーションできます。 - 【審査の申し込み】
乗りたいプランが決まったら、Webサイト上の専用フォームから審査を申し込みます。氏名、住所、勤務先情報、年収など、審査に必要な情報を入力します。この段階ではまだ本契約ではありません。 - 【審査結果の連絡と意思確認】
通常、2〜3営業日以内に提携リース会社(オリックス自動車など)から電話またはメールで審査結果の連絡があります。審査に通過した場合、契約を進めるかどうかの意思確認が行われます。 - 【本契約の手続き】
契約の意思を伝えると、契約書類が郵送されてきます。契約内容(車種、グレード、オプション、月額料金、総支払額、契約期間など)に間違いがないか、契約約款の細部までを必ず自分の目で隅々まで確認し、署名・捺印して返送します。 - 【車両の発注・登録】
契約手続きが完了すると、リース会社がディーラーへ新車を発注します。その後、車両登録やナンバー取得などの手続きが進められます。 - 【納車】
車両の生産と登録が完了したら、納車の日程について連絡が入ります。事前に打ち合わせた上で、自宅など指定の場所に車が納車されます。納車までの期間は、車種の人気度や生産状況によって数週間から1年以上と大きく変動するため、契約前に必ず最新の納期目安を確認することが重要です。
よくある質問(FAQ)
契約前によくある疑問点をQ&A形式でまとめました。
Q1. 事故を起こしてしまったら、どうなりますか?
A1. 修理費用はすべて契約者の自己負担となります。そのため、MOTAカーリースでは対人・対物賠償が無制限の任意保険への加入を必須条件としています。さらに、自身の車を修理するための車両保険にも加入しておくことを強く推奨します。月額料金に含まれるのは、最低限の補償である自賠責保険のみです。
Q2. 契約満了後の名義変更は、自分で手続きするのですか?
A2. はい、基本的には契約者自身で行う必要があります。リース会社から譲渡証明書などの必要書類が送られてくるので、それらを持って管轄の運輸支局で手続きを行います。手続きが煩雑に感じる場合は、行政書士などに代行を依頼することも可能ですが、その場合は別途代行手数料がかかります。
Q3. 本当に国産全メーカーから選べますか?
A3. 基本的に国産の主要メーカーのほとんどの車種を取り扱っていますが、一部の特殊な車種や、限定モデル、特定のグレードなどは対象外となる場合があります。希望する車種が取り扱い可能かどうかは、公式サイトで検索するか、直接問い合わせて確認するのが確実です。
Q4. 中古車の取り扱いはありますか?
A4. 2025年6月現在、MOTAカーリースは新車のみを取り扱っており、中古車リースのサービスは提供していません。
【最終まとめ】MOTAカーリースは「所有」を見据えた長期レンタル。契約の重みを理解することがすべて
この記事では、MOTAカーリースの評判やメリットだけでなく、これまであまり語られてこなかったデメリットや注意点、料金のからくりまで、徹底的に深掘りしてきました。
MOTAカーリースの本質は、「最終的に所有権が手に入る、超長期のレンタルサービス」です。
返却や残価精算のリスクがなく、走行距離を気にせず、マイカー感覚で自由に付き合えるというメリットは、従来のカーリースの欠点を補う、非常に画期的なものです。支出を平準化し、手軽に新車に乗り始められる利便性は、多くの人にとって魅力的に映るでしょう。
しかし、その手軽さと引き換えに、「総支払額の割高感」と「7年、9年、11年という、極めて重い期間の縛り」という、無視できないデメリットを背負うことになります。
契約を検討するあなたが最後に自問すべきは、以下の2点です。
- ローン購入よりも数十万円高くなる総支払額を、「安心と利便性を得るための手数料」として心から納得できるか?
- これから訪れる10年前後の未来において、自分のライフスタイルが絶対に変わらないと確信できるか?
この問いに、一点の曇りもなく「YES」と答えられるのであれば、MOTAカーリースはあなたにとって最高のパートナーとなる可能性を秘めています。しかし、少しでも迷いや不安があるのなら、一度立ち止まり、他の選択肢(短期リース、ローン購入など)と比較検討する時間を惜しまないでください。
この記事が、魅力的な言葉の裏にある真実を理解し、あなたが後悔のないカーライフを送るための一助となれば、これに勝る喜びはありません。
